本記事は移転しました。
約3秒後にリダイレクトします。
リダイレクトしない場合はここをクリックしてください。
どうも、Naonosukeです。
今回は実写版ジョジョの感想を書いていくよ。
目次
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」感想
面白いか面白くなかったか・・・面白くなかった
これは2つの見方ができます。
ただの映画として見たら悪くない作品なのですが、「ジョジョ」として見たら面白くなかったです。
つまり実写化としては失敗だと思います。
とは言え良い所が全くなかったわけではありません。
色んな意味で惜しい作品だと思います。
△賛否のあるキャスト
×東方仗助(山﨑賢人)
残念な主人公でした。演技が残念で仗助になりきれてないです。
なぜか制服のボタン留めてないし、ただの街のゴロツキみたいになってます。
○広瀬康一(神木隆之介)
流石に身長は再現出来てませんが、ビジュアルや演技は康一くんっぽいです。
ただし、アニメの康一くんと言うよりは現実世界に康一くんが居たらこんな感じだろうなってイメージです。
○東方朋子(観月ありさ)
仗助の母親ですね。
演技・ビジュアル共に上手く再現できています。
ジョジョの世界の中ではクセのない見た目なので再現しやすかったのかもしれませね。
×空条承太郎(伊勢谷友介)
残念な空条承太郎です。
ビジュアルは老けててお前は6部の空条承太郎か?ってツッコミたくなるし、クールな演技もなんか違和感あるし、コスプレしたおじさん感が半端なかったです。
スタープラチナの「オラオラ」だけ良かったです。
△虹村形兆(岡田将生)
えらく貧弱な虹村形兆です。
あの髪型で身体が貧弱だとすげー縦長になります。
とはいえ、原作から変わりすぎてないキャラや演技は良かったです。
◎虹村億泰(新田真剣佑)
本作で最も再現度の高い実写化です。
ビジュアル・演技ともに億泰そのものです。
特に億泰の話し方を再現しているのはとても良かったです。
それだけにもっと出演して欲しいと思いました。
△他の人たち
ビジュアルとか演技云々よりも原作とかなりキャラが違うので、別の作品の人物のような印象です。
山岸由花子はもう客集めのための、視聴者に媚びたキャラクターになってしまっているイメージです。
アンジェロと仗助のおじいちゃんは悪くは無いのですが、すぐに退場してしまうのでそんなに掘り下げてもなぁ・・・ってところでした。
○スタンド
ジョジョの代名詞的スタンドですが、フルCGで再現されています。
ザ・ハンドとバッドカンパニーの再現度が凄く始めてみたときはうぉぉぉぉぉ!と感動した自分がいました。
全体的に良いスタンドですが、クレイジー・ダイヤモンドだけオーラみたいなのまといすぎてなんか見にくくないですか?主人公補正?
×舞台
本作はスペインでロケをしているそうです。
確かにオシャレな街ではあるのですが、何故日本が舞台なのにわざわざ海外をロケ地にしたのでしょうか?
気合入れる場所は他にもあったのでは?と思いました。
×音声おかしくない?問題
ところで序盤のアンジェロのシーンとエンド前の音声、どこかおかしくなかったですか?
なんか声が調子の悪い電話機のような篭った音になっていました。
映画館のスピーカーの問題なのか、作品の音声収録の問題かはわかりませんが、もし後者なら、手抜きもいいところです。
△構成
△冒頭
アンジェロの成り立ちから始まりますね。なんだかサスペンス調で始まります。
原作ではパっと出で登場・退場するアンジェロを掘り下げてるなーとか思ったり、でも掘り下げすぎてジョジョ特有のスピード感が無くなってるとか思いました。
仗助のおじいちゃんやアンジェロは比較的早く退場するので、フォーカスを当てるのは面白いと思いましたが、少しかったるい気もしました。
そしてこれだけアンジェロにフォーカス当ててるからストーリー改変でアンジェロがラスボスだと思ったらあっさり岩にされるし、私的には少し拍子抜けでした。
○中盤
アンジェロを倒したあたりから原作をなぞった展開になっていきます。
虹村兄弟を掘り下げることが無かったのは良かったです。
虹村兄弟とのバトルは観てて熱くなりました!
スタンドも上手く再現しているし、最も良いシーンでした。
×終盤、これからの私の不安
ここで次回作への不安が広がります。
- レッドホットチリペッパー省略の危機
- ジョセフ・ジョースターはレッドホットチリペッパーを探すために日本に来るが、来る理由が無くなるor省略の危機
- 康一くんのエコーズ孵化のタイミングが違うので小林玉美はほぼ確実に省略されそう
- トニオさんも店の名前だけで省略されそう
- ハイウェイスターとかエニグマとかアース・ウインド&ファイアーとかどうなるんだろう
- 岸辺露伴は登場してもあまり活躍しなさそう
→全3章という時間のなさと思い切りの良すぎる省略と原作での岸辺露伴の直接ストーリーに関係ないエピソードの多さからちょこっと出て影の薄いキャラになる気がして怖いです。
- 吉良吉影のキャラ倒壊の危機
→吉良吉影は平穏な毎日を願うキャラクターですが、本作の最後では自分から攻撃しに来ています。
あくまで自分の平穏を脅かす人物のみ手を掛けて、なるべく自分の存在を知られないようにする人物です。
なのに本作では吉良吉影に対して何もしていない仗助と虹村兄弟に「自分はスタンド使いだぞ」と教えに行ってるような物です。
それとも吉良吉影は虹村億泰の手に興奮して虹村億泰の手を奪いに来たのでしょうか?
まだ顔も出てないのにこの先キャラが倒壊しそうで不安です。
×形兆の最期
そしてシアーハートアタックで虹村形兆が殺されるシーンに1つ言いたい。
クレイジー・ダイヤモンドかザ・ハンドで助けてやれよ・・・と思ったのは私だけではないはず。
原作ではレッドホットチリペッパーが一気に形兆を射程外に持っていったので、どうしようもありませんでしたが、本作ではどう考えても射程内。
クレイジー・ダイヤモンドで爆発前に治す事もザ・ハンドで削る事も出来たのでは?と思いました。
もう二人とも形兆に愛想尽かしたのでしょうか?
残念なオリジナル展開でした。
そう思うと原作のシアーハートアタック戦は仗助も億泰も不在でそういう疑問も作らせないという良く出来た構図だなと思わされます。
まとめ
「ジョジョ」として観たら「う〜ん…」って感じですが、「ジョジョ」として観なければ悪くないです。
ジョジョのファンとしては何とも言えない仕上がりになっています。
しかしCGのスタンドを観られた感動はなかなかのものでした。
でも実写化した人物は賛否両論だし、いっその事「GANTZ:O」みたいに全部フルCGで作った方が良かったのでは?と私は思いました。
きっとそれなら誰も困らなかったはずです。
ここまで辛口気味に書いてきましたが、次回以降吉良吉影のキャストはどうなるのか?どういうストーリーになっていくのか?とか気になっているのもまた事実です。
なんとか巻き返してほしいなと思うところです。
「実写ジョジョ」の感想でした。この辺で失礼致します。
読んでいただきありがとうございました。